育はぐの体感
五感で体感する
晴れた日に干したお布団の匂いを嗅ぐと、思わず顔をうずめたくなります。
夕方、ふと美味しそうな匂いを感じると、何故か家のご飯を連想し、心が温かくなります。
これらはまるで暖かなものに包まれたような、どこか幸せな気持ちになることでしょう。
全ての感情は五感から始まります。
五感をフルに使えば、遊びがどれだけ豊かになれることか。
逆に遊びを豊かにすれば、どれだけ五感を使うことができることか。
この考えのもとに様々なイベントや活動を通して、五感を刺激させ、体感する機会を増やしています。
生きている間、刺激は絶えず脳に入ってきます。
例えるなら人間の脳は交通量が多く、道が複雑に入り組んだ道路のようなものです。
それらを整理、分類して交通整理をしてくれる警察官のような存在。それが感覚統合です。
感覚統合は発達のでこぼこと密接な関係にあります。
だからこそあらゆる体感の積み重ねは感覚統合の発達と修正に繋げるために必要なのです。そして培った豊富な経験は少しずつでも自身で選択し、判断できる力になると考えています。
全ては自身が生きやすくするための力を持ってもらうために。
私たちは子供たちに五感で体感してもらうことを大切にしています。